あなたがたは、世のひかりです。 ̶マタイによる福音書 5章14節 ̶
ことしも恒例の梅干づくりの時季がやってきました。ご近所から梅の実をいただいたことをきっかけに始めた食育活動。子どもと一緒に実洗い、水切り、楊枝を使った 生り口（ヘタ）取り、最後に塩と一緒に桶に漬け込みます。
氷砂糖を使った梅シロップ作りとともに、季節の風物として、また好物も苦手な物も「自分で作ったからちょっと食べてみよう」と、さまざまな味覚を子ども達に知らせる契機にもなっています。
冒頭の句はイエス様が弟子達に宣べ伝えた「山上の垂訓」から「地の塩、世の光」として知られる一節です。味をつけ腐敗を防ぐ作用がある塩、暗闇を照らし道標となる光のように、子ども達が「自分にうれしく、人にも気持ちよくできる」存在となるよう、自らもまたそうであるよう心に留めておきたい言葉です。
さて1ヶ月ほどでシロップはできあがり。塩漬の梅を真夏の天日にさらし、結構塩気の効いた梅干ができあがるのをみんなで楽しみにしたいと思います。
それにしても、観測史上最速の梅雨明け、6月の最高気温更新と、光の恵みがちょっと強すぎる気がするのですが、神様…。(園長)
