わたしたちは互いに愛し合いましょう。 —ヨハネの第一の手紙 4章7節—
以前もこの項に登場した、年に一度のガラクタ音楽会でおなじみ、打楽器奏者(日本廃品打楽器協会会長)の山口とも氏。先日、都内で開かれた田中邦和氏(サックス奏者)との「ポンコツ二重奏」に伺いました。
とも氏は自作の数々のガラクタ楽器を繰り出し、田中氏もサックスにクラリネットに尺八、さまざまな笛に果てはお酒(八海山)の瓶?まで、あらゆる「吹奏楽器」で応酬。休憩を挟みながら2時間の楽譜なき即興演奏、笑いを交えつつ(むしろ笑いが半分以上)ゆるくも不思議な、豊かな時間が流れました。音色やリズムに合わせ子どものようにはしゃぎ喜ぶオジサンが2名。一見ふざけているようで、互いにその実力、音に向き合う姿勢を認め合うからこそ成り立つステージに、あらためて人間にとっての「音」「楽」の原点を見た気がします。
とも氏の廃品打楽器演奏はすでに30年、SDGsの先駆者でもあります。子ども達に笑顔と喜び、先生達にも多くの示唆を与えてくださる氏の演奏会、秋の再会が今から楽しみです。(園長)