にしくに日記

【9月の聖句】平和をつくる者は幸いです。

ハワイのマウイ島では乾燥と強風にあおられ、古都ラハイナが灰燼に帰す大規模火災が発生しました。猛スピードで迫り来る炎に逃げ惑う人々の姿に恐ろしさを覚えると共に、発生から100 年を迎える関東大震災の被害の話を思い出しました。
火災発生時には確実な避難行動が重要ですが、防犯目的で取り付けられた窓の面格子が火災時の避難を閉ざし、惨事を招いた事故が過去にありました。本園は出入口が東側に限られることから万一に備えた脱出口として、幼児室の掃き出し窓を今回、新たに「非常開放面格子」に取り替えました。今後、子ども達との訓練とともに、緊急時の要員配置や動線確保、所要時間の計測など、より確実な避難行動への検証を進めます。
「天災は忘れられたる頃に来る」物理学者・随筆家の寺田寅彦の言と伝わることばです。近い将来の南海トラフ地震の危険性が叫ばれる昨今、あらためて「いざ」に備えた取り組みに、今後も力を入れたいと思います。(園長)


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