にしくに日記

【11月の聖句】感謝の心を持つ人になりなさい。

感謝の心を持つ人になりなさい。–コロサイ人への手紙 3章15節–


先日、しろ組を連れサツマイモ掘りに都農林総合研究センターの圃場を訪れました。サツマイモは痩せた土地でも生育可能な「救荒作物」として、江戸時代の飢饉や戦中戦後の食糧難の時代に広く栽培されてきましたが、最近の研究からは、はるか大昔にサツマイモの祖先が感染した病原菌から移動した遺伝子が現在のすべての栽培種にも残り、サツマイモは病原菌から獲得した遺伝子を使って、土中の有用な微生物を引き寄せ、痩せた土地でも生育可能になっている可能性が示されたそうです。
土壌を選ばず、高温にも強いサツマイモですが、さすがに今夏の降水量の少なさでは根から必要な養分を十分にとれず(センター担当の南さん談)、また今年の畝の長さは例年の4/5とあって、イモの形はきれいですが小ぶり、今回の収穫高は107kgに留まりました。露地栽培は陽差しも恵みの雨も、天の神さま頼み…。繰り返されるあまたの辛苦を乗り越え、我々の世代まで食いつないでくれたご先祖様にも感謝。
今年も園ではナスやトマト、オクラといった夏野菜、イネにブドウなどの収穫がありました。感謝祭礼拝で神様の恵みに感謝するとともに、季節の味覚を一緒に味わいたいと思います。(園長)

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