にしくに日記

【5月の聖句】わたしたちは、互いに愛し合いましょう。

わたしたちは、互いに愛し合いましょう。 —ヨハネ第一の手紙 4章7節—

分園庭の藤棚は、前身の市防災センターの頃からそこにありますが、なかなか花をつけてくれません。ここ数年は時季はずれの夏場に二、三房だけ垂れる程度と、なんとも寂しい限り。
一度だけ、棚の塗装に合わせ思い切って剪定した年には 驚くほどたくさんの花を咲かせてくれました。以来「もう一度」と手入れを重ねてきましたが、どうも何かが足りないようで、気づけば葉ばかりが生い茂っています。
園芸書やネットを調べると、花を咲かせるには「適切な時機」と「剪定の加減」が鍵のよう。高枝鋏を手にしつつ、ふと「子ども達の育ちと同じかもしれない」と思いました。一つ一つの声かけや 関わりにも、やはりタイミングと加減があり、こちらの思いだけで進むものではありません。草木に「きもち」が存在するどうかはわかりませんが、この藤にとってのちょうど良さを、こちらがまだつかみきれていないのかもしれません。
高く伸ばした鋏の先には、澄みわたる五月晴れ。今年も子どもたちと一緒に、端午の節句を楽しく迎えたいと思います。(園長)

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