いと高きところでは神に栄光があるように、
地の上では、み心にかなう人々に平和があるように。—ルカによる福音書 2章14節—

一年の締めくくりに向かう12月。
園内ではアドベント(待降節)の飾りが少しずつ姿をみせ、静かな光があちこちに灯り始めています。子どもたちで飾ったツリーのオーナメントや制作物、お迎え刻に輝く電飾など、数々の小さな「光」が園舎を明るく彩ります。
遠い昔、ユダヤの人々は預言書に記された救い主の出現を、何百年もの長きにわたり待ちわびました。アドベントは到来を急がず、「待つ」という営みを大切にする季節です。子ども達はこの「待つ」時間を自然に受け入れ、きれいな飾りをながめたりクリスマスの歌をうたいながら、一日一日を大事に過ごしています。
大人にとってはこの師走、慌ただしさについ追われがちですが、子どもたちとともに「小さな光に気づく時間」を取り戻しながら、静かな歩みを重ねていきたいと思います。(園長)




