あなたがたは世の光です。–マタイによる福音書 5章14節–
「…このおいのりを イエスさまのおなまえによって おいのりします アーメン」
保育園では朝や帰りの集まりや昼食やおやつなど、生活の節々における祈りの場面を多くもっています。
共に何らかの事象を望むことばである「祈り」と「願い」、その違いはなんでしょう。
「願い」がその受益対象が本人に限られるのに対し、「祈り」はことばをささげる相手 への感謝の気持ちを含み、自らだけでなく他者あるいは不特定多数の安寧と幸いを(時には利己すら捨てて)望む行動、と考えます。
「自分にうれしく、人にも気持ちよくできますように」…子ども達の日課として、短いことばの繰り返しですが、自分を愛するように他者を愛することできる尊さを、日々の暮らしと合わせ、ゆっくりと、しっかりと伝えていきたいものです。
さて、もうすぐ七夕。旧暦に由来する行事はどうにも時季が合わず、昔から梅雨ど きの夜空に星を数えた覚えもほとんどないのですが…。まずは当夜に星の望むことを 祈り、子ども先生も一緒に、それぞれの願いごと(もちろんお祈りも可)を一筆、背丈より大きな笹に皆で賑やかに飾りつけたいと思います。(園長)