すべて主を愛する者は主が守られる。 —詩篇145 篇 20節—
園内や庭での作業中、子ども達から「あ、園長先生だ」「何してるの」とよく聞かれます。
「仕事。」と答えると、「何の仕事」道具を見つめ「それなに」と矢継ぎ早の質問…。
直ぐに答えを与えるより多少時間は要しますが、これでもかと食い下がる子ども達との言葉のキャッチボールを通じ、語彙をふくらませ、物事への興味関心をどんどんひろげる姿を見るのが、ひとつの楽しみです。
一方、小羊組(乳児クラス)、特に0・1歳児の子ども達は、部屋に出向くと言葉はまだ出ず、こちらの動きを見つめていることが多いのですが、その眼差しや手振りから、口腔機能は発達途上でも、関わり合いから内言語をじっくり積み上げる様子を感じることができます。
先日、他の友達に混じりながらじーっとこちらを見ていたお友達が、「おはよう!」と大きな声で返事をしてくれるようになりました(いまのところ、何事も「おはよう」ですが)。音声としての表出に成長を感じつつ、一人ひとりの発達に応じ、先生と子どもの応答的なやりとりを日々重ねていきたいと思います。(園長)