わたしたちは互いに愛し合いましょう。 —ヨハネの第一の手紙 4章7節—
コロナ禍の長いトンネルを抜け、社会制限のない大型連休は実に5年振り。この週末、ご家庭ではいかがお過ごしでしたか。
連休に先立ち、園ではひと足早く端午の節句を皆で祝いました。舞台に鎧兜を飾り、子ども達は新聞紙(最近は調達にも一苦労…)で剣と兜作り。順に庭に飛び出し、友達や先生とチャンバラごっこ。相手の剣捌きを巧みに避け果敢に挑んでくる子、壊れた剣を直しては繰り返し向かう子、隙を窺って一撃を狙う子、子ども達の楽しみ方も様々。見ているだけではと、私も子ども達や先生に混じってチャンバラに参加しました。
多勢に無勢、油断するとあっという間に子ども達に包囲されてしまいます。弁慶の仁王立ちとならぬよう、昭和の時代劇のごとく大立ち回り。気が付けば20分ばかり、年甲斐もなく子どもと一緒に、もはやフニャフニャになった剣を振り回し、園庭を駆けました。
「身体の疲れるほど一生懸命に遊ぶ子どもは、成長の過程で他人の立場を考えつつ、自分の幸福を増進するような落ち着いた有意義な人間に育つ…」。右腕の筋肉痛に悩みつつ、少しは子ども達の役に立ったかな、と考える週末でした。(園長)