いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、み心にかなう人々に平和があるように。
—ルカによる福音書 2章14節—
今年もアドベント(待降節)を迎えました。
この時季、各地のキリスト教系保育園や幼稚園では聖誕劇が演じられます。西国立保育園でも創立から60年以上、代々の年長クラスによって上演されてきました。ミュージカル仕立ての『いちばんはじめのクリスマス』は当時の職員が作ったオリジナル作品。法人各園ごとにアレンジを加えながら、長きに渡って演じ継がれています。
クラス人数も少ない当園の特徴は「一人二役」。先生手作りの衣装をまとったユダヤ人やローマ兵が、今度は天使や博士、羊飼いに早変わり、小さな俳優たちが舞台で躍動します。先日のリハーサルは子どもと先生、みんなで一緒に「観劇」。大きな拍手をしながら、来年演じたい役をじっと見つめる、もも組の姿が印象的でした。
もうすぐ祝会本番。演技や歌にも熱がこもります。それにつけても階下より聞こえる、鞭を振ったローマ兵の「♪はたらけはたらけ」の大合唱… 毎年のことながら、師走の喧騒に日々追われる身にはこたえます。(園長)