今年は夏にアスパラの栽培にみんなでチャレンジし、
グリーンアスパラ、そしてホワイトアスパラを育てることが出来ました!
アスパラは野菜の中では長命で、一度植えれば数年は収穫が楽しめます。
そこで保育園では、若芽の収穫を打ち切り、芽を伸ばしたままにすることで光合成を促し、
来年の収穫に向けて今は根に栄養を蓄えています。
また、来年はムラサキアスパラにも挑戦しよう!ということで今年の夏に苗を植えていたのですが、
ある日その苗を観察していると子ども達が、
「あっ、むらさきのアスパラが出来てるよーっ!」と大騒ぎ。
みんなで見にいってみると、生い茂る葉の中に、今の時期は出来ないはずのムラサキアスパラが
1本育っていました。
さっそく収穫し、調理の先生にアスパラを渡すと、味見としてその日のおやつの時間に
茹でて出してくれました。
ただ、茹でられたアスパラをみんなで見てみると「あれ・・・みどりになってる・・・?」
と摩訶不思議なことが。
【奥がグリーンアスパラ、手前がムラサキアスパラです】
むらさきがみどりに変わったことを不思議に思った子ども達と、なんで色が変わったのかを調べてみると、
ムラサキアスパラの色素であるアントシアニンは加熱すると褪色するため、
そのまま加熱すると濃い緑色に変わってしまうとのことでした。
【色を紫のままきれいに保つには、酢やレモン汁などを加えて茹でるのがおすすめらしいので、収穫したら実験してみたいと思います!】
実際に味見してみた感想は「甘い!」と、その味に子ども達は驚いていました。
今から観察・お世話をしながら、来年の収穫を楽しみに待ちたいと思います。