玉川保育園ではかねてより、観世流能楽師 中村政裕先生を講師にお迎えし、
幼児クラスを対象に能のお稽古を行なっています。
この度、年長のしろ組さんが、日頃の稽古の成果を披露する「発表会」を2月17日に行いました!
今回、子ども達が舞う発表会の演目は「玄象(げんじょう)」という仕舞です。
※【仕舞(しまい)とは能の一部を面・装束をつけず、紋服・袴のまま素で舞うことです。】
普段のお稽古と同じように、まずは「よろしくお願いします」のご挨拶。
袴を身に纏い、集中して能を舞う子ども達。佇まいも様になっています。
幼児クラスになってからコツコツと重ねた稽古の成果を、それぞれの子ども達が
精一杯披露しました。
子ども達の舞の後には、3月に卒園して小学生になるしろ組さんに向けて、
講師の中村先生が「老松(おいまつ)」という仕舞を披露してくれました。
※【松は昔から、神の天降りを「待つ」神聖でめでたい木とされており、「老松」はお祝いの席で演じられます。】
発表会の最後もしっかりと「ありがとうございました」のご挨拶。
謡や舞に接しながら、「礼に始まり礼に終わる」といった日本の伝統的な文化や、
所作を学ぶ貴重な機会である「能のお稽古」を通じて、子ども達の成長を感じることが出来ました。