令和5年度 しろ組 能のお稽古発表会

以前の投稿でもお伝えしていた、しろ組さんの「能のお稽古発表会」が2月26日に行われました。

今回、子ども達が舞う発表会の演目は「玄象(げんじょう)」という仕舞です。

※【仕舞(しまい)とは能の一部を面・装束をつけず、紋服・袴のまま素で舞うことです。】

袴を着て能を舞う子ども達。佇まいも様になってます!

参観に駆けつけたお父さん、お母さんが見守る中、集中して能を舞う子ども達。

幼児クラスになってからコツコツと重ねた稽古の成果を、それぞれの子ども達が

精一杯披露することが出来ました。

子ども達の舞の後には、3月に卒園して小学生になるしろ組さんに向けて、

講師の中村先生が「猩々(しょうじょう)」という仕舞を披露してくれました。

※【「猩々(しょうじょう)」とは能では赤い顔をして酒を好むとされる中国の伝説上の動物のことで、めでたい存在とされています。】

        

そして、発表会の最後、何やら担任の先生の両手に「ある物」を持たせる中村先生。

担任の先生が両手を大きく広げると・・・

「土蜘蛛」という能の演目で使用される「蜘蛛の糸」が綺麗に広がりました!

現存する世界最古の演劇とも言われる能ですが、日本人である私たちでも接する機会は

中々ありません。この「能のお稽古」を通じて、子ども達が日本の伝統や文化に少しでも

興味や関心を持つきっかけになれば嬉しいです。