日本の伝統に触れる〜能のお稽古〜

以前よりこの「たまがわ日記」でもお伝えしていましたが、

玉川保育園では 観世流能楽師 中村政裕先生を講師にお招きして、

幼児クラスを対象とした「能のお稽古」を行なっています。

挨拶やお辞儀、まっすぐ立つ・背筋を伸ばして座るといった、

日常生活に必要な基本的習慣や態度の習得にも繋がる「能のお稽古」ですが、

子ども達が日本の伝統文化に触れる貴重な機会にもなっています。

   

こちらは、能で使用する小道具のひとつである長刀(なぎなた)を

中村先生が子ども達に紹介してくれている様子です。

長刀を持つ姿も様になってます!

古来の武具を間近で見たり、触れたりすることが出来ました。

   

   

長刀を用いた能の動きを披露してくれる中村先生。

刀を振る「ビュン!」という音や、跳躍、着地の際の「ドン!」という力強い足音に

子ども達は驚いていました。

また、能で使用する般若(はんにゃ)の面も持ってきてくれました

※般若の面(はんにゃのおもて)は、能面の一種で、女性の嫉妬と恨みを表現した怨霊の面です。

この面、聞いて驚いたのが、なんと450年前(安土桃山時代)に作られたものだそうです!

歴史的に価値のある日本の伝統・文化に触れることは、大人でも滅多に無い機会です。

日々の保育や行事を通して、様々な体験をこれからも積み重ねていきたいと思います。