SDGsって知ってる?
世界ではグローバル化が進む一方で、各国・地域にはそれぞれ人々の生活や地球環境を脅かす課題が存在しています。先進国であれ開発途上国であれ、課題と向き合い、解決に向けて行動しなければならないという点に変わりはありません。
その行動の指針となるのが「SDGs」です。SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことで、2015年9月の国連サミットで採択された2030年までの国際目標です。
この課題解決に、玉川保育園は日常の保育活動を通じて貢献しています。また、玉川保育園では以前よりISO14001を取得しているため、より効果的にSDGsを推進することが出来るのです。
今回は玉川保育園のSDGsに関する取り組みの一部を、皆さんにご紹介したいと思います。
TOPICS ~SDGsと玉川保育園の関わり~
子ども達が食に対する感謝の気持ちや理解を深められるよう、食育や日々の保育活動の内容にも様々な工夫を凝らしています。また、地元の農家と契約して、出来るだけ多く立川産の安心で新鮮な旬の野菜を用いることを心掛け、フードマイレージや環境への負荷を低減させる努力をすると共に、食材クズを出さない工夫をしてゴミの減量にも務めています。
玉川保育園では、全人教育とキリスト教保育の理念に基づき、全職員が個々の子どもに接しながら、「全体的な計画」に則り、保育目標である「つよい体でよい頭、そしてきれいな心の「光の子」の育成」の達成を目指しています。また、「遊び」を保育の中心とし、子どもが自発的・意欲的に関われるような環境を整え、子どもの主体的な活動や子ども相互の関りを大切にしています。
私たちが生きていくためになくてはならない水ですが、地球温暖化や人口の増加、経済の発展などの影響で、これからますます水が不足することが予想されています。玉川保育園では、子どもたちが水を大切に使うことを日常生活の中から意識できるよう、トイレや歯磨き、手洗いなどの具体的な場面で職員が子どもたちに意識的に声をかけています。また、子どもたちにとっては楽しい「水あそび」は、プールの水を園庭の樹木に撒くことで大切な「水」を無駄にしない気持ちや、「打ち水効果」によって空気が冷える自然の不思議さを実体験として感じられる場でもあります。
ごみと資源を分別することで、資源は再利用され、限られた資源の有効活用がされます。また、プラスチックごみが海 洋汚染や生態系に及ぼす影響も問題視されており、分別を 正しく行うことは環境を守ることにつながります。玉川保育園でも各クラスに分別用のゴミ箱を設置しています。はじめは何故分けて捨てるのかが分からなくても、職員が人的環境として分別している姿を見せることで、子どもたちはその姿の真似をし、やがて分別することの意味を理解できるようになります。
玉川保育園には様々な活動や行事がありますが、 折に触れて、 子どもたちが自分の外の世界に目を向けられるような働きかけをしています。例えば、赤い羽根共同募金では募金の意味を分かりやすく伝えることで、子ども自身が家で家族と話したり、「少しでも役に立ちたい」と意識して募金する姿が見られます。また12月のクリスマス祝会の献金では、世界には色々な国があり、水を飲めなかったり食べ物がない国もあることを、地球儀や本などを見せて伝えることで、子どもたちが世界に目を向け、困っている人のために自分には何ができるのかを少しでも考えられる機会を作っています。