玉川保育園では以前よりISO14001を取得しており、
昨今注目されているSDGsの推進にもISOを活用しています。
そんな当園の取り組みを少しご紹介したいと思います。
【周囲の環境を活かして】
夏の季節、園庭のそこかしこで見かけるのがセミを追う子ども達の姿。
今年は珍しいセミの羽化を見ることもできました!
ただ、セミを捕まえるだけでなく、中には「セミってどこから来るんだろう?」と疑問に思い、
木の近くにある穴を見て「ここから来て木に登るんだ!」と発見している子もいました。
木が日陰の役割の他に小さな生き物にとっても大切なものであり、セミが木に卵を産むことや、
木にくっついて木の汁を吸うこと、飛んで休憩していることを遊びを通して知ることが出来ました。
【限られた資源を大切に】
〈打ち水の効果を実体験〉
夏のプール遊びは子ども達が大好きな遊びのひとつですが、
玉川保育園では使用済みのプールの水はそのまま下水に流す・・・のではなく、
ポンプ等を効果的に使いながら、子ども達と一緒に植木や園庭に散水をします。
先生が子ども達に「木が暑くて喉が乾いているからお水をあげよう!」と言うと、
玩具のバケツ、ジョウロを持った子ども達が一斉にタライに溜まった水を木に撒き始めます。
子ども達にとっては水遊びの延長ですが、樹木や花壇への水やりは水道水の節約、
打ち水による園庭・園舎の温度調節、温室効果ガスの削減にも繋がります。
こういった「打ち水」を実際に行うと、「なんか涼しくなったね!」と
実際にそれまで動かなかった周囲の空気が動き出し、風を感じることができます。
このような経験を子どもたちに体験させることも大切な保育活動として行っています。
〈紙製品の活用〉
こちらは、先日の夏祭り「楽しい夕べの集い」の夜店の様子。
美味しそうなカレー、焼きそばが並んでいますが・・・
実はこの容器、「紙」なんです!
近年、プラスチックごみによる環境破壊が世界中で問題となり、
問題解決に向けさまざまな対策が進められています。
玉川保育園でも以前はプラスチック容器を使用していましたが、
今年から紙製品を取り入れることで、少しでも環境への負荷を減らそうと取り組んでいます。
地球に優しく、そして楽しみながら。
日々の保育の中で自分達に出来ることをこれからも行っていきたいと思います。