光の子らしく歩きなさい。—エペソ人への手紙 5章8節—
所用で出かけたGreen Springsで見つけ、「ももしろの部屋に…」と買った紙の地球儀。さあ組み立てようと思った矢先、ロシア軍によるウクライナ侵攻のニュースが飛び込んできました。己の「正義」を振りかざした、武力による強引な秩序の改変は到底看過できないことであるとともに、先の大戦から約80年、冷戦の終結から30年…世代が移るたび、先人の流した血を忘れ、繰り返し現れる混沌と、それを創り出す人間の罪の深さに考えさせられます。
先日の合同礼拝で「敵を愛し、憎む者に親切にせよ」(ルカ6:27)の話がありました。大のオトナですらマトモにできない「隣人愛」を子どもたちに伝えるのは結構難しいのですが…子ども同士一つケンカが起きれば、大抵は双方にそれぞれ言い分と非があるもの。拳を振り回すふたりを先生や友達が仲立ち、「…ごめんね」「…いいよ」。どちらもまだふてくされ顔ではありますが、互いに歩み寄り、言にすることの意義…平和に向けた姿を神さまはいつでも見守り、喜ばれていることを知らせたいものです。
子どもたちとの最初の使い道が、両国の位置を確かめることとは何とも複雑ですが、互いに愛し合うことの大切さを伝える機会ととらえたいと思います。(園長)