にしくに日記

【7月の聖句】あなたがたは、世界の光です。

あなたがたは、世界の光です。 —マタイによる福音書5章14節—


24時間眠ることのない現代社会。特に市街地で暮らす私たちにとって、本当の「闇夜」を体験する機会はほとんどなく、その情景を思い描くことも難しくなっています。
この文章を書きながら、15年前の東日本大震災の際、計画停電によって羽衣町から東側、国立・府中方面が漆黒の闇に包まれた夜を思い出しました。辺り一面が暗闇に沈み、不気味なほどの静寂が広がる光景は、今でも鮮明に記憶に残っています。
ガスも電気もなかった昔、人々の足元を照らしたのは小さな灯火だけでした。宵闇の中を進むには、空に輝く月や星が何よりの頼りだったことでしょう。光は単に周囲を照らすだけでなく、進むべき道を示し、人々の心に安心と希望を与える、かけがえのない存在であったと思います。
先日の合同礼拝では子どもたちと一緒に、世の中にはさまざまな「光」があること、光があるからこそ物事がよく見え、安心して過ごせること、そして私たち一人ひとりの心の中にも、それぞれの「光」が与えられていることを話しました。
表題の聖句は「あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたのよい行いを見て…」と続きます。子どもたち一人ひとりの心に宿る、小さくても確かな「光」を大切に育み、やがて身近な人を照らし、安心と希望を届ける人へと成長してくれることを心から願っています。(園長)

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