玉川保育園では以前より、乳児の午睡中の事故防止のため、
チェック表によるこまめな視診・触診、体動センサーの使用といった対策を行ってきましたが、
この度、AI技術を駆使して開発された午睡見守りシステム「hana-an」を導入しました。
「hana-an」はリケナリシス株式会社が、理化学研究所 象徴概念発達研究チーム、
同志社大学赤ちゃん学研究センターとの長年に渡る共同研究により独自に開発した
AIによる午睡見守りシステムです。
【天井に取り付けられたカメラ】
システムとしては、天井に取り付けたカメラと映像解析装置、職員の利用するタブレットで
構成されており、乳児の睡眠時の姿勢をAIが検出し、危険と言われるうつぶせ寝の状態が
続いた際にはタブレット画面とアラームの両方で知らせてくれます。
(園児の顔といった個人情報をAIが所得することもないため、プライバシーも保護されています)
また、これまで手書きで行っていたチェック表の作成も自動で作成されるため、
職員がより子ども達の様子を観察出来る環境を作ることにも繋がります。
最新の技術を活用しながら、引き続き子ども達の安全を守っていきたいと思います。
【リケナリシス株式会社】
リケナリシス株式会社は2015年に理化学研究所の研究成果を産業界に応用する理研ベンチャーとして
スタートした会社で、社名も理研とアナリシス(分析)による造語。
現在も理化学研究所との共同研究をベースとして、技術やノウハウを実用化や産業化へと結びつける
産学連携を推進している。